Maison Joseph DrouhinMaison Joseph Drouhin
Maison Joseph Drouhin

Vintages

2009年 グレート・ヴィンテージ

 2008年から09年にかけての冬はやや長く、気温も3月前半になって少しずつ上がってきました。4月初めには春めき、気温も平年より高めに推移しました。降水量は平年並みでした。

 温暖な天候は続き、ぶどうの芽はブルゴーニュ全域を通じて早めに出ました。
 同様にブルゴーニュ全域で最初の葉が4日間のうちに顔を出しましたが、これは05年に似ていて、08年より平均で10日早い現象でした。月末にはコート・ドールの畑では葉が4~5枚も出ていました。

 5月は雨が少なく気温も低く、ぶどうの生育は減速しましたが、15日以降は日照量も充分で季節としては標準以上になりました。おかげでぶどうの生育はスピードを上げ、毎週約2~4枚の葉が出ました。

 21日からシャルドネの区画とピノ・ノワールの複数の畑で最初の開花が見受けられました。
 開花の中日はコート・ド・ボーヌのシャルドネで5月28日、コート・ド・ニュイのピノ・ノワールで5月31日でした。これは2008年より13日早く、2003年に近いレベルです。結実は6月第1週から始まり、月末にはコートの畑全体でぶどうの房が形成されました。

6月と7月は短時間に降る局地的な強い雨が多く、過剰な降水量を記録しました。ぶどうの生育サイクルは緩やかになり、7月末になるまでぶどうの色づきははっきりとはうかがえませんでした。8月初旬から太陽が出て気温も上がりました。この理想的な条件下で、徐々にぶどうは成熟し、8月24日にはほぼ完熟しました。
 収穫果は全域を通じてよく熟し、腐敗果もなく健全でした。最高のコンディションのもと、コート・ドールでは9月7日~21日、ヨンヌ県では12日~26日に収穫が行われました。
 収穫期間が充分にあったため、区画ごとに最適な状態に達する日を選んで収穫することが出来ました。2007年、08年と収穫量の少ない年が続きましたが、09年は平年並みの収穫量となりました。

 収穫果がよく熟して健全だったため、醸造は非常に容易でした。特に茎までよく熟し、青っぽくなく木質していて、例年より全房の発酵比率を高めました。発酵はアペラシオンによって15日から3週間かかりました。